看護師の仕事においては、メモをとることが効率アップのコツです。医師や上司からの指示をはじめ、患者からの要望など様々な内容を覚える必要があるからです。そのためには簡潔にメモを取ることがポイントになります。相手の話を細かくメモしようとすると、肝心な内容を聞き漏らす恐れがあります。また、書き込む量が多いと文字が乱雑になり、読み返すのに苦労することもあります。文字量をできる限り抑え、要点を簡潔に書き込むことが大事なのです。それには略語や矢印などを活用して、箇条書きにするのが良いと言えます。そして、時間に余裕ができたらメモを復唱して、イメージトレーニングするのも効果的です。指示や要望で分からないことがあれば、知ったかぶりをしないで聞くことも大事です。
看護師の仕事を効率的に行うには、メモを如何に活用するかが肝心です。メモしたことで安堵して、実際の現場に活かさなければ意味がありません。休憩時間などにも読み返して、気づいた点などを書き加えることも大切です。その中でも特に気をつけたい点は、赤字などで強調しておくのが良いと言えます。メモを見やすい形に整えておけば、実際の現場でも素早く対応するのに役立ちます。
人の記憶というものは、30分後にはおよそ半分が忘れられると言われています。但し早い段階でメモを見返すことで、定着率は格段に向上します。それ故、短時間で素早く見返すには、簡潔で見やすいメモにしておくことが大事になるわけです。そして、引き継ぎの際にもメモを役立てることができます。