仕事の効率アップを図ることは極めて難しいことといえるでしょう。看護師が活躍することになる病院やクリニックなどの診療機関では、少しの過信や慢心、気の緩みなどが取り返しのつかない事態を招くことになります。高齢化社会の進行が取り沙汰される医療業界では、少ない医師や看護師などで多くの患者の対応をしなければなりません。当然ながら、提供する医療サービスの質を落とすことはできないため、いかに効率良く業務をこなしていくかが重要なポイントです。コツや要領を的確におさえることが何よりも肝心なことといえるのではないでしょうか。
診療機関には、連日のように多くの患者が訪れます。ケガや体調不良などに見まわれてしまった患者に対して、必要な治療や処置を行うことが診療機関の役目であることはいうまでもありません。できれば、一人一人の患者に時間をかけて対処することが理想的といえます。しかしながら、ギリギリの職員で切り盛りする病院やクリニックでは、それが無理な状況。厚生省や自治体にとっても頭の痛い問題です。
効率アップやコツを重要視する風潮は、徐々に浸透しています。医療業界もさることながら、介護や福祉の現場でも確実に見られる傾向です。クオリティが同レベルに維持されれば、効率化やコツを取り入れることは有用ですが、手抜きや省略化が横行してしまっては良くありません。本来の目的が成就されなければ本末転倒です。この点が診療機関の難しいところといえます。